感覚をたしかめる

Mind

昨日の記事で、自分を知るということは、自分の感情にフタをせずに感じ取ることだと思う、と書きました。感情は、「今、目の前にあるこの事柄は、自分にとってどういうものなのか」を教えてくれるサイン。自分が心地よく幸せでいられるのはどういう状態なのかを、感情が教えてくれていると思います。

そして感情ともうひとつ、自分のことを教えてくれるものが、感覚。
視覚、聴覚、触覚、味覚、嗅覚の五感です。私は、この五感を深く感じ取るのが苦手な方だと思います。感じることは感じるのですが、あっさい(浅い)。
これまで私は自分の体を軽視していました。体を軽視していたというのは、健康に気を配らないという意味ではなく、体の反応に意識を向けていなかった。
感情にも感覚にもフタをして、とにかく思考。日々の選択も、問題の解決も、物事を進めるのにも、必要なのは思考だけだと信じ込んでいました。

「考えるよりも先に、体が答えを教えてくれている。」と、ある科学者の方がおっしゃっていました。たとえば、A・B・Cと選択肢があって選ぶとき、考えるよりも先に、目は、自分にとっての答えをもう見ている。はじめにCを見ていれば、答えはC。
でもはじめに目に付くのは瞬間的で、そのあとすぐに思考に入ってしまう。なので、結果、違うものを選んでしまうこともある、といった感じです。
こういうこと、よくあります。「あーやっぱりこっちを選んでおけばよかった。なんとなくこっちかなって思ってたよな。」って後で思うこと、私はよくありました。

この、「なんとなく」っていうのも直感だそうです。「直感」と聞くと、ズバーン!と衝撃を伴ってなにかイメージが降りてくるような印象ですが、そういう衝撃的なものもあるけれど、
「なんとなく、理由はないけれどこうかな」って思うのも「直感」だそうです。「直感に従う」って、「なんとなく」でいいんですね。


思考に頼りがちだった私にとって、感覚をしっかりと感じる時間が、「香り」と「料理」です。
香りは、リラックスするのと同時に、今の私はこの香りをどう感じるかなって感じる時間にしています。
料理は、自分で作ったものはどんな味がするのか興味がある(実験のような感覚)ので、自然としっかりと味を確かめています。(味わうのとは少し違うような…)
あぁでもどちらも最近やってなかった。今日またやってみよ。
この繰り返しです。少しずつ、少しずつ。

 

感じることは、今の私の状態を感じるということ、そしてそれが「いまここ」に意識を向けていることになるのかなと思います。
こう考えると、自分を知るためのサインは、体も心もたくさん出してくれているなと思います。幸せになるためのヒントはたくさんありそうです。^^

ここまでお読みいただき、ありがとうございました。

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