香りがつづく長さ

Aromatherapy

精油は揮発性があり、時間の経過とともに気体になっていきます。揮発性があるために香りが空気中に広がりやすいのですが、次第に香りが無くなっていきます。
香りにはノートと呼ばれる、揮発の速度を示す段階があり、おおまかに「トップ」「ミドル」「ベース」に分かれます。香水はたいてい「トップノートは〇〇の香り」というように香りの説明がされていて、この言葉を耳にしたことがある方も多いと思います。
ここでは、香りのノートについて勉強したことを書いてみたいと思います。

トップノート

香りの持続時間は30分~2時間。
ブレンドされた香りの場合は、トップノートの香りが第一印象を決める。かんきつ系などの軽い香りに代表される。

ミドルノート

持続時間は2~6時間。
程よい強さを感じられる香りが多い。ブレンドされた香りの場合は、そのブレンドの個性になり、香り全体のバランスをとる。花やスパイスの香りに代表される。

ベースノート

持続時間は6時間~数日。
保留性が高く、ブレンドされた香りの中では「残り香」となる。重い香り、温かみのある香りが多く、木や樹脂などの香りに代表される。


AEAJ(公益社団法人 アロマ環境協会)では、ノートを「トップ」「トップ~ミドル」「ミドル」「ミドル~ベース」「ベース」に分けています。「星座とアロマ・ハーブ①」でご紹介した精油を、この5つのノートに分けてみたいと思います。

ノート精油
トップレモン、オレンジ、グレープフルーツ、ローズマリー、ジュニパーベリー、ローマンカモミール、ジャーマンカモミール、サイプレス、ユーカリ
トップ~ミドルベルガモット、フランキンセンス、ラベンダー、スイートマージョラム、フェンネル、ペパーミント、ブラックペッパー、ジンジャー、メリッサ
ミドルネロリ、ミルラ、クラリセージ、ローズabs、ゼラニウム、コリアンダー、パイン(松)、ジャスミンabs
ミドル~ベースパチュリ
ベースサンダルウッド、シダーウッド、ベチバー

・精油をブレンドされる場合には、トップ、ミドル、ベースのそれぞれから組み合わせると香りが持続します。
・それぞれの精油がどのノートになるかは、参考文献によって多少違います。最終的には、自分の鼻で感じた感覚で決めて良いようです。
・上の表のフェンネルとパイン(松)の分類は、AEAJの情報から見つけられず、ググって調べた情報です。

私はかんきつ系の香りだけでブレンドするのに今ハマっています。それでエアフレッシュナーを作っていますが、トップノートだけの精油なので香りがそこまで持続しません。わりとこまめにスプレーして香りを楽しんでいます。
こんな感じで、香りの長さの違いも感じてもらえたらうれしいです。
ここまでお読みいただき、ありがとうございました。

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